
SBSテレビ『元気! しずおか人』。鈴木俊夫さんが紹介してくださいました。
薪で火をおこし、うちわでパタパタ
大釜で炊いた感動のご飯です。
大釜で炊いた感動のご飯です。
花見茶屋誕生秘話
川根の家山に、民宿「花見茶屋」はありました。その女将、進藤。各地のイベントにも出店し、常に大きな行列を作ってきた料理の鬼です。その日もいつものように、選びぬかれた県推奨の優良米を、大きな釜、燃える薪で炊いておりましたが、そこに訪れたのが藤枝出身東京在住の平木。都内の大企業を相手に大きな食品ビジネスを展開する現役バリバリの社長です。仕事柄、食べ物にはうるさい男ですが、女将の炊いたそのご飯を食べ、あまりのおいしさに平木はこう叫んだのです。
「おれが今まで食べてきたご飯は一体何だったんだ!」
これが「薪ご飯花見茶屋」の始まりです。藤枝市下藪田の山ふもと、平木社長と女将、そして謎の仕掛人F先生が手を組んで弁当屋が立ち上がりました。厨房スタッフとして脇を固めるのは進藤(娘)とその仲間たち。女将を支える頼もしい面々です。
感動的においしい薪ご飯
ご覧のとおり、お米の一粒ひとつぶがみんな興奮していきり立っています。薪のせいかどこか香ばしく、お米の甘みが際だちます。炊きたてのおいしさは言うまでもありませんが、薪ご飯の本領はむしろ冷めてからかもしれません。そればかりか、冷蔵庫に保存していたものを電子レンジでチンして食べても驚いてしまいます。これほどまでおにぎりや弁当に適したご飯はありません。でもどうして、他社ではやらないのか?
その問いには、社長の平木がこう答えました。
「効率優先が当たり前すぎて、日本人はもう忘れてるんだよ」
レポート:Norbates McNarcy(アドマック出版)
花見茶屋の唄(作詞:Norbates McNarcy /アドマック出版)
一、
薪の煙が目に染みて、きょうも涙が出るけれど、
好きなあなたのためだから、わたし毎日がんばるの。
たきぎ、たきぎ、薪ご飯の花見茶屋。
二、
藤枝ど田舎山ふもと、きょうもお猿が出るけれど、
好きなあなたのためだから、わたし毎日がんばるの。
たきぎ、たきぎ、薪ご飯の花見茶屋。
(作曲家募集します。)